ことばが乱れるとヤクザが儲かる

2010/09/04 11:21 | 0 Comments

基本的にはいわゆる「言葉の乱れ」という考え方は間違っていると思っていて、たとえば「ら抜き」も曖昧さが減るからいいんじゃね?とは思っている。ただ、どうしても1つだけ「的を得た」という表現だけは気持ち悪い。正しくは「的を射た」であり、「得る」にしたいのであれば「当を得た」とすべきなのだ。

これは素直に意味を考えれば分かることであり、「的」だから射るのであり「当(=当たり)」だからゲットするわけである。これを「的をゲット」という表現にしてしまうと、もう意味が分からない。夜店の射的屋でいきなり的をゲットしようものなら間違いなくヤクザのお世話になること確定であり、ウェブ上で的ゲッターを見るたびに「あ、この人もヤクザに」「こっちも人もヤクザに」とか気になってしまって仕方ないのだ。

的ゲッターより数は少ないが「当を射る」と書いている人もいて、これも「くじ引き屋に鉄砲持って乗り込むの図」を想起させ、そのたびに「くじ引きってそういうゲームじゃねーから!」と思ってしまう。

 

 

ちなみに前にも書いたかもしれないが、「背水の陣」とか「苦肉の策」も誤用されている表現の代表だ。由来が超絶かっこいい故事なんだから、しょうもない使い方するなよ、といつも思う。

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